【「残虐記」〜私は先生を許さない〜】
★焼酎、シングルモルト、佐多宗二商店、映画、読書、U2、THE POLICE、MS-06Sが大好きなおやじの雑記帳★
▼「泥のごとく」、「性的人間」・・・謎が多い。
毒々しい。何処までが本当で何処からが嘘なのか?
深みにはまると騙される。
残虐記 (新潮文庫 き 21-5) 残虐記 (新潮文庫 き 21-5)
桐野 夏生 (2007/07)
新潮社

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5段階評価:★★★☆☆・・・「グロテスク」よりはいい。
e_01←ひとつクリッとお願いします!
「現実が想像を凌駕していくということは、想像、もしくは文学の敗北である。現実が想像を超えていくのではなく、想像が陳腐なものに成り下がっているのだ。」・・・うん、なるほど。

「現実」と「想像」、「真実」と「虚構」

「想像力がなくて欲望だけある人は、ある意味で犯罪者だと思うのですが、想像力を働かせるという方法こそ、想像力を持たず欲望だけがある人物と戦う手段になりえるんじゃないか、と思いました。そして、欲望に取り囲まれ、肉体的にも精神的にも奪われるのは常に弱い者〜男性よりも、やはり女性や子供であると思うのです。その闘争が残虐なのです」(作者のコメント)・・・う〜ん、なるほど。

だから「性的人間」なのか。

となると、「残虐記」とは?「残虐」とは監禁されていた期間のことではなく、開放された後の生活のことを示しているのだな。
現実社会の残虐から逃れるために、彼女は何処に行ったのだろうか?
ラストでは読者が置き去りにされてしまうので、各々の想像の中で物語は終わってしまう。
彼女はケンジを探しに行ったのか?もしかした会いに行ったのか?
それは残虐から逃れ楽園を復活させるために・・・

犯罪を犯してしまう残虐と現実社会に生きる残虐か。

うまく結論は出せないのでちょっと妻にも読ませてみよう。
おそらく女性の考えは男性とは違うはずだ。
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