
通勤電車の遅延程度で騒いでいる世の中ではなくなった。
昨日は、東京のJR高田馬場駅付近で山手線と湘南新宿ラインの線路が約50m間で最大5センチ隆起し、山手線全線が約6時間不通となった。
約32万人の利用者に影響が出た。
高田馬場駅の直下では、東京都がJR東日本に委託した補助第74号線の道路拡幅工事が施工されている。
現時点では、この工事と線路の隆起との間に明確な因果関係があるとは断定されていないが、そう考えざるを得ないと思われる。
線路が隆起するとすれば、薬液注入工事等の地盤改良工事がその原因であると考えられるが、通常は非常事態に対応できない昼間作業では行わないのが常識である。
あまり軽率なことを言っては怒られるが、線路は案外簡単に持ち上がるものだ。
そのため、非常事態を常に想定し、電車の運行がない夜間に施工するのが通常だ。
ただし、今回の場合、何が原因なのか、現時点で私にはわからない。
どうも鋼製エレメントの中にコンクリートを充填していたらしいのだが、それがどのようなメカニズムで影響を及ぼしたのか?
鋼管エレメントからコンクリートが漏れていた?
コンクリートの硬化熱で線路が伸びた?
確か、エレメントと線路は50〜60センチ程度しか離隔が無かったと記憶している。
今後、その原因が明らかになっていくであろうが、工事による影響があったとしか考えられないであろう。
しかしながら、これだけインフラが接近した中で工事を進めなければならない状況になっている昨今、想定できない事故や障害が発生することは今後更に多くなるであろう。
今回の場合、人身事故は発生しなかったのが不幸中の幸いであるが、本当に紙一重だった。
脱線でもしていればと思うとゾッとする。
交通手段も確保したい、狭い道路も拡幅したい。
利便性を追求するのも必要だが、何か優先順位を間違ってはいないかと時々感じてしまう。
近接した施工条件の中でも事故を起こさず、安全に、インフラを整備することが土木技術だと言われてしまえばそれで話は終わってしまうが、何か重要なものを当たり前のように見過ごしていないものか?
それは技術力が落ちたからとか、そういった理由からではなく、施工条件が人間の想定できる範囲を超えているのではないかと思う今日この頃である。
おきまりの文句であるが、「墜落の夏」をまた思い出す。
JRへの批判は良いが、利用する側もそんな脆弱な社会に生きていることを再認識する必要がある。
既にアナログの人間が管理できる範囲を超越しているのだ。
今回の場合、人身事故は発生しなかったのが不幸中の幸いであるが、本当に紙一重だった。
脱線でもしていればと思うとゾッとする。
交通手段も確保したい、狭い道路も拡幅したい。
利便性を追求するのも必要だが、何か優先順位を間違ってはいないかと時々感じてしまう。
近接した施工条件の中でも事故を起こさず、安全に、インフラを整備することが土木技術だと言われてしまえばそれで話は終わってしまうが、何か重要なものを当たり前のように見過ごしていないものか?
それは技術力が落ちたからとか、そういった理由からではなく、施工条件が人間の想定できる範囲を超えているのではないかと思う今日この頃である。
おきまりの文句であるが、「墜落の夏」をまた思い出す。
JRへの批判は良いが、利用する側もそんな脆弱な社会に生きていることを再認識する必要がある。
既にアナログの人間が管理できる範囲を超越しているのだ。
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