【明石砂浜陥没事故〜国・市の4被告無罪〜】
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〈明石・砂浜陥没事故〉
2001年12月30日午後0時50分ごろ、明石市・大蔵海岸の人工砂浜で、帰省していた東京都中野区の会社員(39)と長女=死亡当時(4つ)=が散歩中、足元の砂浜が約2メートル陥没した。
女児が生き埋めになり、救出されたが意識不明の重体で、02年5月26日に死亡した。
兵庫県警は04年4月、業務上過失致死容疑で国土交通省と明石市の担当職員4人を書類送検、神戸地検が在宅起訴した。
検察側は「責任を自覚せず引き起こされた人災」として、4被告に禁固1年を求刑。
最終弁論で4被告は「危険を予測できなかった」と無罪を主張。民事では、同省と同市が賠償責任を認め、示談が成立している。
(神戸新聞参照)

7日、その4被告に無罪が言い渡された。
被告4人の安全管理責任については認めながら、公共の場所で4歳の子が死亡したにも関わらず、誰にも刑事責任はないという判決だ。
事故が発生するか否か予見はできなかったという判断だ。
この公園(大蔵海岸)は人工砂浜であり、国土交通省が所有している。
また、明石市は日常管理を担当していた。
公判では、両者の責任のなすり合いがすごかったらしい。

公共の場所で事故が発生して、誰にも責任がない・・・このような事態を許していいのか?
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裁判長が主文を言い渡した瞬間、一彦さんはぼうぜんとした表情で前を見据えたまま動かなかった。隣にいた路子さんは、両手で顔を覆いながら「美帆」と泣き叫び、いすから崩れ落ちた。
その後、一彦さんは路子さんの肩を抱きかかえながら、2人で退廷した。約20分間待合室にいた後、一彦さんは、判決理由を聞くため、傍聴席に戻った。
(朝日新聞参照)

事故は本当に予防できなかったのか。
「どさっ」という音がして、一彦さんの数メートル先を歩いていた美帆ちゃんの小さな体が突然、沈んだ。
おびえた表情が目に焼き付いたまま消えず、助けられなかった自分を責めた。
「砂浜を管理する立場にあった被告らに責任がないのなら、手をつないでいなかった私が悪いというのだろうか」
父、一彦さんの言葉である。

心中察するに、筆舌に尽くしがたいものがある。

この事故の解析について、どの程度の土木技術者が関わったのか調査する必要がある。
単純に言うと、防波堤の継ぎ目付近から人工海浜の砂が流出して空洞ができた。その空洞の上に人が乗ったときに陥没して事故が発生した。
その継ぎ目の部分の材料の劣化?等と何か聞いた記憶があるが、もし劣化だとすればそれは明らかに設計ミスではないのか。
管理体制を問うのであれば無罪判決が出るかもしれないが、設計に問題が無かったのかどうかを再度チェックする必要があるのではないかと感じる。
発注者、設計者、施工者の何れかまたは全てに、将来発生するであろう事故を予見していた人が必ずいるはずだ。

ただし、管理者に対し無罪の判決が出た以上、設計者と施工者は死んでも口を割らないであろう。
退職した人意外は・・・

【7月9日追記】
一彦さんは「海岸に娘を連れて行ったわたしに有罪判決が下されたのかと思った」と判決の衝撃を吐露。「(利用者が)十分に危険予知をしなければならないと言われているようだ」と無念さをにじませた。
(8日のコメントより)
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