【甲子園の名物男〜鹿児島工高・今吉晃一〜】
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kagoshima

今年の夏の甲子園は、打撃ばっかりが目立って、息の詰まるような投手戦が少ないですな。
昨日の帝京と智弁和歌山の試合などは、今年の甲子園の象徴のような試合だったですな。
12-13ですよ。
ホームランで試合が決まるような乱打戦・・・高校野球のスタイルもかなり変わってきたように感じる。
金属バットもそろそろ卒業したらどうでしゃろか。

私が気にしているのは鹿児島工業高校の今吉晃一選手だ。
彼は試合の中で1打席だけ代打で出る。他は伝令役だ。
彼を見ていると阪神タイガースの川藤を思い出す。
でかい声、気合、派手な空振り、全力疾走、明らかにアウトなのにヘッドスライディング、アウトになっても笑顔でベンチに戻ってくる・・・彼の明るさがチームを支えてきたのだろう。
彼も実は苦労人だった・・・
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明るく振舞っている彼だが、大会の前は大変だったらしい。
主将の鮫島哲新が肺炎でチームを離れた時、控え捕手だった彼が正捕手として試合に出ていた。
しかし、昨年9月に背骨が疲労骨折していることがわかった。
走ることもできなかったらしい。
夏の大会の少し前、医師からは甲子園は無理だと言われていた。
落ち込む彼に中迫俊明監督は「1試合1打席だけの代打に出ろ」と告げ、甲子園に来ている。
鹿児島工業高校、野球部員は確か80人以上いると思ったが、それでも彼を甲子園に連れてきた監督のある思いがあるのであろう。

何とからしいという言葉は嫌いなのだが、何か高校生らしいというか、派手さはないが普段の練習通りのことを大舞台でやっているというか、清清しいというか、見ていて気持ちいい。

彼曰く、「野球を続けられて本当に嬉しい」と言っている。
本当に嬉しく、楽しくやっているのであろう。

明日は、早稲田実業との試合だ。
実力差は歴然、しかしこれがどうなるのかわからないのが高校野球の面白さだ。
その醍醐味に掛けてみようとテレビにラジオに噛り付く・・・妻のリハビリの最中にだが。
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