
鹿児島工業高校やはり早稲田実業には力及ばず、0-5で敗れた。
6回2死3塁・・・やはりこの男が出てきた。
「代打、今吉晃一」
弱気な自分を奮い立たせるため、打席ではプレッシャーに負けまいと誰よりも大きな声を出す。
甲子園、4万9000人の観衆の大歓声と拍手がわき起こった。
早稲田実業のバッテリーも十分わかっている・・・ここで今吉に打たれたら試合の流れが鹿児島に変わる・・・勢いが変わる・・・と。
技術がどうのこうのは関係ない。
精神と精神の真剣勝負だ。
カウント2-3から、この日最速145キロ速球を空振り三振。
(見送れば恐らくボール、しかしバットを振ってくる)
斎藤投手は珍しく感情をあらわにし、右拳を突き上げガッツポーズをした。代打にである。
一方、今吉選手は右手でヘルメットをコンコンと数回叩きながら、笑顔でベンチに戻っていった。
地方大会:6試合で6打数5安打、打率.833
甲子園:4試合で4打数2安打、打率.500
合計:10試合で10打数7安打、打率.700
驚異的な代打打率を残し、甲子園を去っていった。

腰痛の関係から、ご本人自身これで野球はやめるらしい。
プロ野球のようなスタンドへのホームランが目立つ大会になってしまったが、なぜか昔はこんな選手が沢山いたなと何か懐かしさを感じさせる選手だったのであろうか。
単に私が年を取っただけなのかもしれないが・・・
全力を出し切って戦った後に、敵味方関係なく笑っている風景・・・逆に悔しさのあまり泣き倒れる風景・・・そんな感情のぶつかり合いが画像から伝わるから高校野球を見てしまうのかもしれない。
焼酎飲むなら五臓六腑へ!
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