【KATANA_ONLY緊急事態全貌〜ブロガーとして初志貫徹〜】
★焼酎、シングルモルト、佐多宗二商店、映画、読書、U2、THE POLICE、MS-06Sが大好きなおやじの雑記帳★
こんなことをブログに書くこと自体、「お前人間か?」「鬼!」とか言われそうだが、妹のことを記録に残すことと、自分の気持ちを整理する目的で、あえてブロガーとしての初志を貫徹する。

2月18日(日)、夕方、緊急事態発生。
私の妹がとあるトラブルに遭遇し、救急車で国立病院の救急救命センターに搬送された。

2月19日(月)午前中、横浜から長崎に移動。
長崎空港から直接、救急救命センターにタクシーで向かった。

午後3時、妹と面会する。
依然、意識不明の状態。
名前を呼びかけても反応がない。
姿は寝ているようだ。
今にも目を開けそうなのに、開かない。
主治医から説明を受けた。
主治医:「意識不明の原因を究明していますが、今のところ原因不明です。」

その説明を受けて、私は最悪のシナリオを思い浮かべてしまう。
私:「妹、ドナーカード持っていたか?」

午後6時、二度目の面会。
依然、意識不明の状態。
同じく、主治医から説明を受けた。
主治医:「(前略)脳死状態です。低酸素の状態が長すぎました。15分以上あったと思われます。(中略)助かる見込みはありません。(後略)」
主治医:「あとは、今後の治療をどのようにするか・・・今できることは延命処置しかありません。」

予想通りだった。

今日、断腸の思いで苦渋の選択をしなければならない。
母は泣きじゃくり、判断できない。

私:「本人が一番楽な方法をお願いします。」・・・私の気持ちは決まっている。
もう一度、主治医と話をして、助かる見込みが1%もなければそうしようと思っている。
口から鼻から管を差し込まれ、両手には点滴のホースが絡み付いている。
こんな姿・・・見てられない。

私の父の時にも同じ判断をしなければならなかった。
一生の中でこんな判断を2回もしなければならないとは・・・それも身内に。

私:「親父(私の亡父)、幽霊だとか霊感だとか信じないが、もし存在するなら化けて出てきて助けてやれよ!」
こんなことしか考えられない。

変な心配をさせてしまっているお二人の方にお詫びいたします。
私は大丈夫です。

誰か突然出てきて、「これは嘘です」とでも言ってくれると助かるのだが・・・これが現実なのだ。

生きるということがこんなにつらいとは、これまで考えたことがない。

子供の頃、登別温泉の熊牧場で、はぐれないように私の手を握り、「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と話しかけてくる妹の姿がなぜか思い浮かんでくる。
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【午後1時30分追記】
午後の面会後、主治医から説明を受けた。
これから、臨床的に脳死を判定することにした。
判定後、生命を維持する全ての処置を停止する。
心停止まで約30分〜60分なのだそうだ。

ドナーカードは見つからなかった。
家族の意思で、臓器を提供する。

飲み屋を経営していただけに、どの臓器が提供できるのか定かではないが、臓器提供の手続きを取る予定だ。
これは、私が決めた。

もう、これ以上、表情が悪化する状況を見ることができない。

こんなつらい日はない。

【午後3時30分追記】
臓器提供同意書にサインした。
過去に白血病で親友を失っているだけに、私はドナーカードを携帯している。
臓器移植については、立花隆等の本やインターネット上での情報程度は把握しているが、まさかこんな形で自分が同意書にサインすることになるとは想像もしていなかった。

腎臓2つと角膜2つ(2枚)を各1つづつ提供することに決めた。
本人(妹)の意思を確認することはできないが、少なくとも4人の人間のために役に立つことを考えると、少しは救われた気分になる。

【午後8時30分追記】
臨床的脳死判定の結果が出た。
結果は「脳死」だ。
脳波が無い。
脳幹が機能していない。

明日の朝、もう一度、脳波検査を受けるが結果は変わらないであろう。

明日の午後1時に人工呼吸器の機能を停止する。
その後、臓器提供の準備に入る。
腎臓と角膜を摘出する。
4時間〜5時間、摘出手術に時間を要する。
その後、妹は帰宅することになるであろう。

こんな予定を立てている私もどうかしているが、22日にお通夜、23日に告別式になる予定だ。

今日は、妹のたくさんの仲間が病院に来てくれた。
「ね〜さん!帰るぞ!」
妹が「ね〜さん」と呼ばれていたことをはじめて知る。
昔から姉御肌だったから、面倒見も良かったのであろう。

実は、今晩、危険な状態。
妹の体はかなりのダメージを受けている。
容態が急変する可能性がある。
今晩は、私が病院に泊まる。

もし、急変すれば、妹の最後を看取るのは私だけになるかもしれない。

「もう少しがんばれよ!もうすぐ俺が楽にしてやるからな」
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