【昨日の読書〜ピカレスク-太宰治伝〜】
★焼酎、シングルモルト、佐多宗二商店、映画、読書、U2、THE POLICE、MS-06Sが大好きなおやじの雑記帳★
▼ピカレスク・・・悪漢小説。本名、津島 修治。
ピカレスク―太宰治伝 ピカレスク―太宰治伝
猪瀬 直樹 (2007/03)
文藝春秋

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太宰治と言えば、人生の難題にぶつかると自殺未遂・心中未遂を繰り返す人だった。
20歳から亡くなる39歳までの間に4回の自殺・心中未遂を繰り返し、5回目に命を落とした。

正直言って、太宰治はあまり好きではない。
私が持っている彼のイメージは、弱い男、常に死を追い求めている男、自虐的な男、曲がりくねった男、紆余曲折な男、とった感じだ。

この作品の中で、作家の猪瀬直樹は生きようとする太宰治を描いている。
膨大な調査の上に書かれている作品だけに、私がこれまで全く知らなかった多くの事が書いてある。

ちょっと厚めですが、気だるい土曜日の午後にでもどうぞ。

大人というものは、侘しいものだ。愛し合っていても、用心して、他人行儀を守らなければばらぬ。なぜ、用心深くしなければならないのだろう。その答は、なんでもない。見事に裏切られて、赤っ恥をかいたことが多すぎるからである。人はあてにならない、という発見は、青年の大人に移行する第一課である。大人とは、裏切られた青年の姿である。
(「津軽」)

不良でない人間があるだろうか。
(「斜陽」)

私は確信したい。人間は恋と革命のために生まれてきたのだ。
(「斜陽」)
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